本記事では「ノースカロライナの概要とリサーチトライアングル」について解説します。
順調に不動産価格が上がっていくアメリカ不動産に興味を持たれている方は、次にどの州のどのエリアにアメリカ不動産投資をしようかと考えるでしょう。世界的に有名なニューヨークやサンフランシスコ、日本人投資家に人気のロサンゼルスやテキサスの情報は多いですが、その他のエリアの情報は乏しいのが現状です。
いまアメリカの中でも注目を集めているノースカロライナ、特にリサーチトライアングルの解説をします。
1.ノースカロライナの概要
日本人にはあまり馴染みのないノースカロライナ州の概要を紹介します。ノースカロライナ州はアメリカ東海岸の南部に位置しています。人口は約1,000万人でアメリカの中では9番目、経済の生産性は10番目の州です。ノースカロライナの州都はローリー市ですが、最大の都市はシャーロットです。シャーロットはバンクオブアメリカの本社があることで知られ、アメリカのファイナンスの拠点でもあります。アメリカ東海岸や南部の主要都市であるアトランタやワシントンDC、ニューヨーク、ダラスなどに飛行機で1時間程度でアクセスのよさもあります。
ひと昔前の主要産業はタバコや家具製造といったどちらかというとアナログな産業でしたが、近年ファイナンスやバイオテクノロジーといった産業が成長し、主要産業にとってかわりました。主要産業が成長することにより、ノースカロライナの経済生産性が上がり、継続して人口が流入しています。
2.QOLの高いノースカロライナの魅力
QOLが高いノースカロライナは住みやすいエリアとしても人気があります。いまアメリカでは生活コストが高くクオリティーオブライフが低い州から生活コストが安くクオリティーオブライフが高い州に人口が大移動しています。ニューヨークやワシントンDCから多くの住民がフロリダやノースカロライナに移り住んでいるのです。
ノースカロライナの住宅価格中間値は全米の平均値よりも低く、賃貸でも持ち家でもコストが抑えられます。さらに温暖な気候と治安の良いため、住みやすいエリアとして人気があるのです。
アメリカの州が成長するためには優秀な大学があることにより、優秀な学生がいることが条件ですが、ノースカロライナには全米Top100にランクインするデューク大学、ノースカロライナ大学、ノースカロライナ州立大学を有し、ノースカロライナの成長産業に優秀な学生を送り込むことができています。
3.全米注目のエリア!リサーチトライアングルとは?
住環境の良さとあらたな成長産業により注目を集めるノースカロライナですが、ノースカロライナの中でももっとも注目されているエリアがリサーチトライアングルです。
リサーチトライアングルとは、ローリー、ダーラム、チャペルヒルを結ぶ三角形の中にあるエリアです。先程紹介した全米Top100にランクインするデューク大学、ノースカロライナ大学、ノースカロライナ州立大学がそれぞれの年にあります。
リサーチトライアングルという名の通り、バイオテクノロジーの研究機関の集積地として知られ、高学歴で高収入な属性を持つ方が多いです。現バイデン大統領政権では、世界的にもバイオテクノロジー産業を押し上げることを発表しており、リサーチトライアングルはその中心地ともいえます。今後も成長を続けるバイオテクノロジー産業のお陰で当面の間、人口流入は継続します。
このリサーチトライアングルはテキサス州の中でもIT集積地として急成長したオースチンを彷彿とさせ、ネクストオースチンとの呼び声も高いのです。
4.まとめ
アメリカ不動産投資にチャレンジしたい投資家はノースカロライナのリサーチトライアングルを一度チェックされることをオススメします。
アメリカ不動産投資という観点でも人口増加、属性のよい住民、まだまだ安価な不動産価格はよい条件です。
アメリカの不動産価格が順調に推移する中でノースカロライナ、特にリサーチトライアングルの不動産価格は急騰していますが、まだまだ伸びしろのあるエリアです。近い将来不動産価格の調整局面を迎える可能性がありますが、これからのノースカロライナの成長を考えればまだ投資機会があるのではないでしょうか。
ノースカロライナでのアメリカ不動産購入に興味がある方は、以下のリンクよりお気軽にお問合せください。
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