- 読み:ベップス(ベース・エロージョン・アンド・プロフィット・シフティング)
- 日本語訳:税源浸食と利益移転
本記事では、BEPSの意味と使い方について解説します。
BEPSの意味
BEPSとは、多国籍企業などが国際的な税制の抜け穴を利用し、課税を回避する行為(税源浸食や利益の低税率国への移転)を指します。これを防ぐため、OECD(経済協力開発機構)が各国と連携し、国際的な課税ルールの整備・強化を進めています。
BEPS対策では、移転価格税制の厳格化、CFCルールの強化、PE課税の見直し、各国間の情報交換強化(CRS等)が柱となっています。
BEPSに関する補足
BEPSは、大手多国籍企業だけでなく、海外法人や資産管理会社を使った節税を検討する個人投資家や中小企業にも大きく影響します。特にタックスヘイブンの利用、意図的なPE回避スキーム、無実態法人の活用は、各国当局により厳しく監視されています。
日本でもOECDのBEPS行動計画に基づく法改正が進んでおり、海外スキーム設計の際にはグローバルな税務リスクを前提とした「正当性のある構造設計」が重要になっています。
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