本記事では「ノースカロライナでの不動投資」について解説します。
アメリカの中でもノースカロライナやアリゾナの不動産は注目を集めています。ロサンゼルスやニューヨークといった主要な成熟エリアとは違い、人口流入や経済成長が著しく不動産価格の値上がりを見込めるためです。 ノースカロライナの不動産相場やノースカロライナがこれから伸びるワケを解説します。
1.ノースカロライナが全米で注目を集めるワケ
アメリカではカリフォルニアやニューヨークといった生活コストの高い州から周辺の生活コストの安い州に人口が移っています。その中でも人口流入が多い州はフロリダやテキサス、アリゾナですが、ノースカロライナも人口流入が多い州Top5にランクインしています。
それでは、なぜノースカロライナに人口が流入しているのでしょうか。ノースカロライナの魅力を解説します。
1-1.安価な住宅コスト
全米の住宅中間値は約$316,000(2021年)です。ノースカロライナの住宅中間値が約$278,000(2021年)なので、不動産価格は全米平均よりも安いといえます。1LDKの賃料月額をテキサスの主要都市と比べてもノースカロライナの主要都市の賃料月額は安いです。
住宅コストが安いということは生活コストも安くなり、QOLも向上することからノースカロライナに人口が流入しています。
1-2.経済成長が見込める産業
ノースカロライナの以前の主要産業はタバコや家具といった産業でしたが、いまノースカロライナの主要産業はバイオテクノロジーです。特にノースカロライナのリサーチトライアングルはバイオテクノロジーの研究機関の集積地として知られています。
これから成長する産業があることで、経済成長を見込めるためノースカロライナに注目が集まっています。
1-3.優秀な大学
産業の急成長に優秀な大学は欠かせません。アメリカの主要都市には当然優秀な大学がありますが、優秀な大学が優秀な学生を集め企業はその優秀な学生を採用して成長するというよい循環が生まれます。
ノースカロライナには、ノースカロライナ州立大学やデューク大学、ノースカロライナ大学といった全米Top100にランクインする優秀な大学があり、産業や企業によい影響をもたらしています。
このようなノースカロライナの魅力は、不動産投資にもよい影響を与えられると考えられます。人口流入、経済成長、成長産業によるインフラ整備は不動産価格や賃料が上昇する主たる原因となります。
2.ノースカロライナの不動産相場
ノースカロライナの住宅中間値は約$278,000(2021年)で全米の平均値を下回り、比較的安価に不動産を取得できますが、いまノースカロライナが注目を集めるあまり不動産価格が高騰しています。全米の不動産価格の上昇率が14.3%(2021年)の中、ノースカロライナの不動産価格の上昇率は23.6%(2021年)でした。全米平均よりも10%上昇したことになります。
リサーチトライアングルのローリー、ダーラム、チャペルヒルで一般的な戸建ては$400,000程度で取得することができます。不動産価格が高騰しているため、以前よりも実質利回りは低下しました。以前は6%程度の利回りを確保できていましたが、いまとなっては4%前後が相場となっています。
これはノースカロライナに限りませんが、アメリカの場合70~80%の建物比率なので法人税節税のためにアメリカ不動産を検討されている方にもノースカロライナはオススメです。
3.まとめ
いまからアメリカ不動産投資にチャレンジする投資家にはノースカロライナやアリゾナはオススメです。どちらも最近不動産価格が急上昇していますが、人口流入や成長産業による経済成長は依然続くと見込まれるため、さらに不動産価格や賃料が上昇していく見込みです。
一方、急に上昇してしまった不動産価格はいずれ価格調整の局面を迎えるでしょう。注目を集める新興マーケットと共にカリフォルニアなどの成熟マーケットにも目を向け、リスクリターンを十分に検討する必要があります。
ノースカロライナでのアメリカ不動産購入に興味がある方は、以下のリンクよりお気軽にお問合せください。
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