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アメリカ不動産損害保険の加入方法と保険金請求方法とは

本記事では「アメリカ不動産の損害保険の加入方法と保険金申請」について解説します。

不動産オーナーであれば必ず加入しなければならない損害保険(火災保険)。自然災害などの不動産オーナーではどうしようもないリスクから不動産オーナーを守るものです。アメリカ不動産の損害保険(火災保険)の入口である加入方法と出口である損害保険(火災保険)の保険金申請について解説します。

1.アメリカ不動産の損害保険(火災保険)の加入方法

すでに入居者が入居している状態でアメリカ不動産の取引をする場合、投資目的の不動産となるため、前の不動産オーナーから損害保険(火災保険)を引き継ぐのが一般的です。保険料をクロージングステートメントで精算し、名義を変更することで引き継ぐことができます。
戸建住宅やコンドミニアムなどの区分所有のアメリカ不動産を取引した場合には、実需が目的の不動産のため、取引後速やかに損害保険(火災保険)に加入しなければなりません。
アメリカに限らず、損害保険(火災保険)の効力が1日でも失効してしまうと事故が起こった場合に大変な事態となります。

アプリケーションといわれる損害保険(火災保険)の申込書にサインをして、損害保険料を支払期限内に支払えば、申込書の日付に遡って損害保険(火災保険)が付保されます。保険料を支払った日ではなく申込書の日付で付保されるため、1日も失効せずに損害保険を引き継ぐことが可能です。
損害保険(火災保険)の加入手続きが完了すれば、ポリシー(損害保険証書)が保険会社から発行されます。ポリシー(損害保険証書)に補償内容や補償範囲、契約期間などが記載されているので、必ずポリシー(損害保険証書)をお手元で保管されることをオススメします。
中には契約期間を確認せずまま、知らない間に失効状態になるケースも散見されますのでご注意ください。

2.アメリカ不動産の損害保険の保険金申請

アメリカ不動産で損害保険(火災保険)の保険金支払いの対象になった場合、速やかにAM会社に連絡しましょう。AM会社はアメリカ保険代理店に連絡し、保険会社に連絡するはずです。
このときアメリカ保険代理店は重要な役割を担います。AM会社とアメリカ保険代理店が情報整理をして、保険会社に保険金支払いの交渉をするのですが、どのような情報があれば保険金が支払われやすいか、保険金が支払われるまでの期間などアメリカ保険代理店のクオリティによるものとなります。

目に見える事故であれば保険会社の審査も簡単ですが、中には目に見えない事故による保険金請求をする場合があります。例えば、壁の中の配管からの漏水や分電盤からの漏電など、緊急で補修をする必要がある箇所は工事会社が補修をした後で壁を埋めてしまっていることもあります。このような場合は審査が長引き、最悪否認されてしまうケースもあります。 事前に工事会社から工事報告書を取得する、工事前に現場の写真を残す、時系列でメモを用意するなどの対処が必要ですのでご注意ください。

3.まとめ

アメリカ不動産の賃貸管理ではAM会社PM会社に任せっきりで、損害保険(火災保険)の補償内容を知らない日本人投資家を多く見受けます。直接のやり取りはないかもしれませんが、アメリカ不動産投資を安全・安心に取り組むにあたって、アメリカの保険代理店のクオリティは重要なのです。特に損害保険(火災保険)の保険金申請や損害保険(火災保険)の更新については保険代理店のクオリティに左右することを覚えておいてください。

損害保険(火災保険)の保険証書がお手元にない場合、速やかに保険証書を取り寄せることをオススメします。いま一度、補償内容や補償金額、オプションを確認の上、補償が十分な内容になっているかを確認しましょう。

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