アジア エリア別海外不動産 海外生活・教育 海外移住 海外移住ノウハウ

【海外移住希望者必見!】マレーシア・クアラルンプールオススメ居住エリアまとめ

本記事では「クアラルンプールのオススメ居住エリア」について解説します。
マレーシアは長年に渡り日本人の海外移住先として大人気を誇りナンバー1の座に君臨し続けています。マレーシアには約30,000人の日本人が暮らしていますが、10,000人程度は首都であるクアラルンプールで暮らしてます。
今回は日本人にとってクアラルンプールのオススメ移住エリアを紹介します。交通の便(公共交通機関)、QOL、治安、日本人の遭遇度といった独自の目線の解説と暮らしには欠かせない主なショッピングモールを紹介します。

1.クアラルンプールのど真ん中!KLCC

KLCCにはクアラルンプールを象徴するペトロナスツインタワーがあります。多くのオフィスがありクアラルンプールのビジネス街として知られるエリアです。KLCCには各国の大使館が集中しており、その周辺に外資系企業のオフィスもあるため、欧米人をはじめとした多くの人種が暮らしています。
KLCCのショッピングモールでもっとも有名なのが「Suria KLCC」です。クアラルンプールの最大の繁華街であるブキッ・ビンタンも徒歩圏内で、買い物や観光にはもっとも適したエリアだと言えます。

1-1.KLCC:交通の便★★

KLCCにはもっとも利便性の高いMRTが通っています。主要駅にはこのMRTを利用すれば行くことができますが、残念ながら複数路線は通っていません。ブキッ・ビンタンまで行けばモノレールが利用できますが、徒歩15分程度かかります。

1-2.KLCC:QOL

クアラルンプールの中ではもっとも高級なエリアとなるため、物価が高いのは否めません。それに伴い賃料も高く、その他のエリアに比べれば断トツに高い印象です。反面、高級コンドミニアムやホテルレジデンスも多いため、贅沢な暮らしをしたい方にはオススメのエリアです。

1-3.KLCC:治安★

言わずもがな都会のど真ん中ということもあり、お世辞にも治安が良いとは言えません。多くの観光客が必ずKLCCに立ち寄ることで、KLCCは人種のるつぼとなっています。そのため、ひったくりやぼったくりが多いのも致し方ないでしょう。子ども連れのファミリーにはオススメできません。

1-4.KLCC:日本人遭遇度★★

KLCCには日本のカスタマーセンターの会社が数社かることから、想像以上に日本人と遭遇する可能性が高いエリアです。もともと多くの人種が暮らすエリアのため、日本人だけではなくいろいろな国の方と遭遇するエリアでもあります。

2.日本人の大定番!モントキアラ

モントキアラは日本人にもっとも人気があるエリアです。コンパクトなエリアの中に大きなショッピングモールがたくさんあるため、大変利便性の高いエリアです。
モントキアラのショッピングモールはたくさんあり、有名なショッピングモールは「1 Mont Kiara」、「163 Retail Park」です。ショッピングモールの中には日系のレストランやスーパー、病院などがあり、極論日本人が英語を話さなくてもマレーシアで暮らすことができるエリアとして知られています。

2-1.モントキアラ:交通の便★

モントキアラには公共交通機関が通っていないため、Grabなどのタクシーか自家用車でしか移動ができません。公共交通機関という意味ではクアラルンプールの陸の孤島とも言えます。クアラルンプールの中心地からは車で15分程度で移動することができます。

2-2.モントキアラ:QOL★★

モントキアラはクアラルンプールの中でも平均的な生活水準です。多くのコンドミニアムもあり、KLCCの2/3程度の賃料で借りることができます。日本レストランや日系の食材は高い傾向にありますが、その他の生活必需品は一般的な価格帯で購入することができます。

2-3.モントキアラ:治安★★★

モントキアラはクアラルンプールの中でも抜群の治安の良さがあります。クアラルンプールでは歩道が整備されていないため、散歩やランニングができないエリアが多いですが、モントキアラは道路も整備されているため、散歩やランニングができます。コンドミニアムにもセキュリティが整備されているため、安全・安心して暮らすことができます。

2-4.モントキアラ:日本人遭遇度★★★

モントキアラはクアラルンプールの中でもっとも日本人が暮らしているエリアです。治安の良さや生活の利便性から特にファミリー層に人気があります。母子留学を目的としている方もほぼすべてのインターナショナルスクールのバスが停まります。逆に英語を目的としているのであれば、日本人コミュニティーがあるため英語の上達は難しいでしょう。

3.ペットの楽園!デサパークシティ

デサパークシティはパークシティというデベロッパーが1社専属で開発しているエリアです。クアラルンプールは歩道が整備されていないため、散歩が難しいエリアが多くペットを飼うことに向いていません。デサパークシティはしっかりと歩道が整備されているため、ペットの散歩が可能ということもあり、クアラルンプールの中ではペットフレンドリーのエリアとして人気があります。夕方になると様々な犬種が公園に集合する様は圧巻です。
エリア内には「ウォーターフロント」と「アルカディア」というショッピングモールがあるため、デサパークシティ内で問題なく生活必需品を買い求めることができ、レストランも充実しているため利便性が高いエリアです。

3-1.デサパークシティ:交通の便

デサパークシティはクアラルンプールの中心地から車で20~30分かかるエリアです。また公共交通機関がないため、すべてGrabなどのタクシーか自家用車での移動が必須です。まさに陸の孤島と言えるエリアなのです。

3-2.デサパークシティ:QOL★★

デサパークシティはクアラルンプールの中でも平均的な生活水準です。徐々に不動産価格や賃料は上昇しているもののKLCCの2/3程度の賃料で借りることができます。エリア内のショッピングモールでショッピングは完結しますが、特に物価が高いということはありません。

3-3.デサパークシティ:治安★★★

デサパークシティへの入口はゲート2ヵ所に限られています。エリア内への進入経路が限られていることで抜群の治安の良さが確保されています。また、デベロッパーのしっかりとした開発のお陰で道路や歩道の整備がされており、散歩やランニングにも適したエリアです。

3-4.デサパークシティ:日本人遭遇度★

デサパークシティ―は比較的新しいエリアのため、日本人からの認知もまだまだ低いことから日本人があまり暮らしていないエリアです。特にクアラルンプールでペットを買いたいというニーズの日本人がデサパークシティで暮らしている印象です。大変治安もよく、賃料も平均水準なのでこれから日本人が多く住む可能性は高いエリアです。

4.公共交通機関最強!バンサー

バンサーには様々な属性の方が暮らしています。ファミリーやシングルに限らず、また欧米人からアジア人まで多くの人種が暮らしているエリアです。バンサーの周辺にはミッドバレーやバンサーサウスがあり、これらのエリアも人気があります。
バンサーには「バンサーショッピングモール」「ミッドバレーメガモール」といったショッピングモールがあるため、生活するには事欠きません。

4-1.バンサー:交通の便★★★

バンサーはもっとも公共交通機関が整備されたエリアです。MRTやLRTといった公共交通機関が複数路線通っており、公共交通機関で中心部まで15分程度で到着することができます。車社会のマレーシアですが、バンサーで暮らせば自家用車は必要ありません。交通の利便性がバンサーの一番の魅力と言えます。

4-2.バンサー:QOL★★

バンサーはクアラルンプールでも平均的な生活水準です。コンドミニアムから一戸建てまで様々なライフスタイルで、KLCCの2/3程度の賃料で借りることができます。ショッピングモールもたくさんあり、特に物価が高いということもありません。

4-3.バンサー:治安★★

バンサーは多くの属性が暮らすエリアのため、バンサーの中でも治安の良いエリアと悪いエリアに分かれます。一部スラムのようなエリアもあるため注意が必要です。治安の良いエリアを選べばファミリーでも問題なく安全・安心に暮らすことができます。

4-4.バンサー:日本人遭遇度★★

バンサーは公共交通機関の利便性に優れているため、多くの外国人が暮らすエリアです。ある一定の日本人も暮らしているため、比較的日本人との遭遇度は高いエリアです。

5.QOLがもっとも高い!アラダマンサラ

アラダマンサラはセランゴール州にあるエリアです。クアラルンプール州の周辺はセランゴール州であるため、クアラルンプールで働いている方でも問題なく暮らすことができます。アラダマンサラにはもっとも古いクアラルンプール日本人学校があり、また多くの日系コールセンターの会社があることで知られています。
もっとも有名なショッピングモールは「オアシスビレッジ」「チッタモール」です。クアラルンプールの中心地のような華やかさや大きさはありませんが、生活には事欠かないレベルの品ぞろえがあります。

5-1.アラダマンサラ:交通の便★★

アラダマンサラにはクアラルンプールでもっとも利便性の高いMRTが通っています。クアラルンプールの中心地までMRTで40分程度、車で30分程度で到着します。クアラルンプールの郊外ということで交通の利便性は高くはありませんが、自家用車がなくても暮らしていけるエリアです。

5-2.アラダマンサラ:QOL★★★

アラダマンサラの魅力はQOLの高さにあります。クアラルンプールの郊外ということもあり、高級コンドミニアムを低賃料で借りることができます。また、周辺のレストランやショッピングモールも比較的物価が安いことから住みやすさは抜群です。

5-3.アラダマンサラ:治安★★

アラダマンサラは郊外ということもあり、治安の良いエリアと悪いエリアに分かれています。高級コンドミニアムであればセキュリティーが充実しているため、安心・安全に暮らすことができます。

5-4.アラダマンサラ:日本人遭遇度★★

アラダマンサラはクアラルンプール日本人学校があることや日系コールセンターの集積地であることから日本人が多く暮らしているエリアです。夕方ショッピングモールに行けばわかりますが、多くの日本人が夕食の準備のために買い物をしています。日本人コミュニティもあるため、英語の習得のためにマレーシアで暮らすのであればオススメはできません。

6.ローカル感満載のTTDI

TTDIのもっともわかりやすい特徴は、マレーシアでもっとも大きなショッピングモールである「1Utama」があることです。「1Utama」はTTDIを象徴するショッピングモールで東南アジア内でも最大級の規模を誇るショッピングモールです。また、生鮮食品を購入するのであれば「TTDIウェットマーケット」がオススメです。新鮮な魚や肉が手に入ります。
TTDIはもっともマレーシアらしい生活ができるエリアです。適度にローカル感が残り、海外に移住しているという実感を得られるエリアでしょう。

6-1.TTDI:交通の便★★

TTDIには公共交通機関としてLRTが通っています。クアラルンプールの中心地からは電車で30分程度、車で20分程度で到着します。適度に都会から離れており、ある程度の交通の利便性があるため、自家用車無しでも生活ができるでしょう。

6-2.TTDI:QOL★★

TTDIはクアラルンプールの中でも平均的な生活水準です。モントキアラと同等程度の賃料水準であるため、高級コンドミニアムでも比較的安価に借りることができます。TTDIウェットマーケットは周辺のスーパーよりも物価が低いため、ショッピングするにはオススメのエリアです。

6-3.TTDI:治安★

TTDIはローカル感が残るエリアです。そのため、マレーシア人が多く暮らしているエリアということもあり、お世辞にも治安がいいとは言い難いエリアです。TTDI内にも高級コンドミニアムがあり、日本人が生活するのであればセキュリティーが確保されたコンドミニアムを選ぶことをオススメします。

6-4.TTDI:日本人遭遇度★

TTDIはマレーシア人が多く暮らしているエリアということもあり、あまり日本人は暮らしてはいません。折角マレーシアに海外移住をしたのであれば、英語を上達させたい、ローカルで暮らす実感が欲しいという方も多いでしょう。そんな方にはTTDIはオススメできるエリアです。

7.マレーシアでどこに住むかを判断する基準

日本人がクアラルンプールで生活するにあたって、その方の属性である程度はエリアの絞り込みができます。今回ご紹介したエリアはすべて日本人に馴染みのあるエリアですが、エリアにより傾向が変わります。

まずは、都心に住みたいか、郊外に住みたいかという点です。マレーシアは比較的物価が安いことで知られていますが、都心で日本ではできない生活をしてみたいというニーズもあれば、一方で生活コストを抑えて教育費に充てたいというニーズもあるでしょう。もちろん、都心に近い方が生活水準は高く、郊外の方が生活水準が低いです。
次に交通の利便性です。当然ですが、公共交通機関よりもGrabのようなタクシーで移動する方がコストは高くなります。また、自家用車を購入しマレーシアで運転するのであれば、さらにコストが高くなるでしょう。自家用車で移動するのであれば公共交通機関は必要ありませんが、生活コストを抑えたいのであれば交通の利便性があるエリアを選択することになります。
最後に治安を確認しましょう。シングルでマレーシア・クアラルンプールに移住するのであれば、自分の身を守ればいいことから比較的治安が悪いエリアでも生活できるでしょうが、母子留学や駐在員に帯同しての移住であれば子どもの安全を確保しなければなりません。その場合、日本人をはじめとした外国人が多く暮らすエリアを選択することになります。

クアラルンプールでどのような生活をしたいかによってもエリアは変わります。ペットを飼いたいのであれば、デサパークシティ一択になります。また、英語を使いたいか、否かでも大きくエリアの選択は変わります。英語を鍛えたいとマレーシア・クアラルンプールに来たにも関わらず日本人コミュニティばかりで生活していれば英語はまったく上達しません。 その方の属性と目的によりエリアを絞れたら、あとはコンドミニアムを選べば居住地を決めることができるでしょう。

マレーシアへの移住にご興味がある方は、以下のリンクよりお気軽にお問合せください。

お問い合わせはこちら

▼動画はこちら

不動産会社は教えてくれない
海外不動産のホントのトコロYouTube版

記事では書ききれないリアルを発信中!

個別に相談したい方はこちら!