本記事では「アメリカ株式市場の基本」について解説します。金融庁から「老後2,000万円問題」が発表され、日本人も投資により資産形成する必要があります。それでは日本人だからといって、日本で投資をする必要があるでしょうか。株式投資をするのであればアメリカがオススメです。時価総額、経済規模、経済成長などのどのマクロの情報を分析してもアメリカは世界一です。アメリカ株式市場でアメリカ株式に投資をする基本的な情報を解説します。
アメリカ株式市場概要
アメリカを代表する株式指標であるS&P500と日本を代表する株式指標であるTOPIXを比較して過去30年の株価の推移を見ると、日本株はほぼ横ばいなのに対し、アメリカ株は9倍を超えます。 30年前に同じ資産をもっていた場合、アメリカに投資をするのと、日本に投資するのでは9倍もの差が生じたわけです。
日本の証券取引所は、東京証券取引所第一部、東京証券取引所第二部、JASDQ、マザーズと大きく4つの証券取引所で株式の取引がされています。 アメリカではニューヨーク証券取引所(NYSE)とNASDQと大きく2つの証券取引所で株式の取引がされています。 ニューヨーク証券取引所はアメリカではもっとも古い証券取引所で、上場している企業は大きな老舗企業が上場しています。 上場の基準や審査は世界一厳しく、世界でもっとも信頼のある証券取引所といえます。 一方、IT企業などの申告企業が中心となっているのがNASDQです。 GAFAMはすべてNASDQに上場しています。 ニューヨーク証券取引所がオールドマーケット、NASDQがニューマーケットといわれており、かつてニューマーケットであるNASDQが人気でしたが、最近ではニューヨーク証券取引所にも新興のIT企業が上場するようになり、差がなくなってきています。
アメリカのIndex型ETFに投資するには
アメリカ市場のIndex型ETFに投資をするのが、比較的簡単に投資効果が得られるためオススメです。 代表的な株式指標とアメリカ運用会社Top3を紹介します。
アメリカの株式指標でもっとも古く、毎日ニュースで目にするのが「ダウ工業株30種平均」です。 ダウ平均と略されることが多いですが、ダウ平均に連動するETFはたくさんあります。 そして、もうひとつ代表的な株式指標は「S&P500」です。 スタンダード・アンド・プアーズ社が選定した500社の株価を指標かしたものです。 「S&P500」に連動したETFはダウ平均よりも多く、取扱高も多くなっています。
続いて、ETFを運用する運用会社Top3を紹介します。ティッカーと呼ばれるアメリカでの株式銘柄を識別するための記号の頭文字に運用会社の記号が使われています。
1位:Black Rock
運用会社の資産額世界1位がBlack Rockです。 ETFの銘柄も世界一です。 iShareシリーズが有名で、ティッカーの頭文字は「I」です。
2位:Vanguard
運用会社の資産額世界2位がVanguardです。 ETFの費用(運用管理手数料)がもっとも安い運用会社のひとつです。 ティッカーの頭文字は「V」です。
3位:State Street
S&P500に連動するIndex型ETFの中でもっとも運用資産額が大きいETFをもっています。 S&P500連動Index型ETF:SPY このETFをもっていることで世界3位の資産額に押し上げています。
アメリカ株高配当個別株式銘柄
日本とアメリカの配当性向を比べると、日本の配当利回りの平均が1.9%に対し、アメリカの配当利回りの平均は2.4%と0.5%配当利回りに差があります。 アメリカの企業の方が、株主に対して還元する性向が高いのです。 アメリカ個別株式の配当利回りは5%を超えるものがたくさんあります。
【アメリカ株高配当個別株式銘柄】
・AT&T(T):通信・・・約7%
・アルトリア(MO):タバコ・・・約7%
・エクソンモービル(XOM):原油・・・約6%
・シェブロン(CVX):原油・・・約5%
・フィリップ・モーリス(PM):タバコ・・・約5%
アメリカで配当利回りで株式を選ぶのであれば、個別株式銘柄になります。 ETFは株価の乱高下のリスクを抑えるために様々な個別株式銘柄を混ぜており、配当利回りは低くなりがちです。 紹介した個別株式銘柄の配当を同銘柄に再投資をすることで、株式の複利運用が可能です。 個別株式銘柄は、その企業が発表するIR情報やその企業を取り巻く指標(WTIなど)に大きく影響を受け、株価も乱高下するため慎重に株式投資することをオススメします。
アメリカ株式市場の概要から株式指標、運用会社、高配当個別株式銘柄までアメリカ株式市場に投資するための基本情報を解説しました。 言語も英語で情報も開かれているアメリカ株式市場は投資の対象として優れています。 世界でアメリカより優れた株式市場はありません。
最近では日本の証券会社もアメリカ株の取り引きを後押ししています。 情報についても日本語で翻訳をされたり、定期的にオンラインセミナーも開かれているようです。 外国株だからといって投資するのは難しくありません。 株式投資をするならアメリカは外せません。 勇気を持ってアメリカ株式市場へチャレンジされることを強くオススメします。
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