本記事では節税効果のある事業投資として、「オペレーティングリースへの出資」について解説します。 今回お伝えするオペレーティングリースは、法人の決算対策としてよく知られるているものです。オペレーティングリースの基本的なスキーム、収支、メリット/デメリットを理解して、節税に取り組みましょう。
オペレーティングリースの基本スキーム
オペレーティングリースの基本的なスキームを整理しましょう。オペレーティングリースの中でも代表的なものは航空機、船舶、コンテナなどの動産です。借り手がいればどんな動産でもオペレーティングリースを組成するのは可能です。
オペレーティングリースのメリット/デメリット
続いて、オペレーティングリースのメリット/デメリットを整理しましょう。
【メリット】
・リース期間が比較的短いこと
・初年度に大きな費用を計上できる(減価償却)
・一般的には借り手は大手なので安定してリース料が支払われる
【デメリット】
・中途解約が困難
・元本保証がないこと
・円建ての商品が少ない
今、オペレーティングリースの市場はどうなっているか?
世界情勢で何が起こっているか?
答えは「まったく商品がない」となります。オペレーティングリースの代表的な商品は航空機です。そしてご存知の通り、航空業界はこの状況で非常に厳しい状況に置かれています。
そもそも需要がないため、航空機を調達する必要もなく、商品が全く組成されていないのが現状です。
不安定な世の中では、オペレーティングリースはオススメできない
リース料を支払ってこそのオペレーティングリースです。オペレーティングリースの代表的な商品である航空機の需要がない状況下だと、リース料が継続的に支払われるかどうか、償還を迎えた際の再販市場への影響も懸念されます。
世界情勢や経済情勢、経営する法人がこの先どうなるかわからないという状況では、あまり商品に偏らず、無理のない決算対策をオススメします。
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