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カンボジアへの不動産取引の注意点・現地に行かずに安全に管理するには

本記事では「カンボジアへの不動産取引」について解説します。 カンボジア不動産に投資するにあたり、心配なのが新興国ということもあり、安全・安心なカンボジア不動産取引ができるかどうかです。 また、日本から現地に行かずにカンボジア不動産の取引は可能なのでしょうか? カンボジア不動産取引のフローからカンボジア不動産に投資するリスクを解説します。

カンボジア不動産取引の流れ

カンボジア不動産取引は現地に行かずに遠隔で不動産取引をすることが可能です。
カンボジア不動産取引をするにあたり、流れを解説します。
東南アジアに代表されるプレビルド不動産の取引を例とします。

1.カンボジア不動産売買契約書

カンボジア不動産の購入を決断した後、対象のカンボジア不動産の売買契約書に署名をします。
東南アジアでは多いですが、すべて青いインクを使用します。黒いインクだと公的な書類だとみなされません。
必要箇所に署名と拇印を押印します。拇印も青いインクです。
数十枚にもわたる売買契約書には割り印も必要ですが、割り印にも拇印を押印します。
売買契約書はクメール語(カンボジア語)と英語が併記されています。
書類も多いため、売買契約書のすべてに署名、拇印押印するのに1時間程度を要します。

2.手付金の送金

プレビルド不動産を購入するにあたり、すべての資金を購入時に送金する必要はありません。
東南アジアのプレビルド不動産はプログレスペイメントという段階的に決済代金を支払っていく支払い方法を採用しています。
カンボジア不動産でも不動産によりますが、購入時、中間金、竣工時に決められた割合で決済代金を支払います。
購入時には手付金をデベロッパーの口座に送金する必要があります。

3.カンボジア不動産竣工

対象のカンボジア不動産が竣工した際には最終的に決済残代金をデベロッパーに送金します。
決済が完了次第、対象のカンボジア不動産の所有権を得ることができます。
当然、登記も可能で登記証書も発行されます。

4.賃料支払い銀行口座の設定

所有権が得られた後は発生する賃料の支払いを受ける銀行口座の設定をします。
もちろんカンボジア以外の銀行口座も使用できますが、送金手数料を負担する場合が多いです。
多くの方がカンボジアの銀行の口座開設をして、カンボジアの銀行口座をを設定します。
アメリカドル建てで定期預金金利が6%程度なので、賃料をカンボジアの銀行口座で受けて定期預金に設定することにより、複利で運用することが可能です。

カンボジア不動産は完全区分所有権を得ることが可能です。
カンボジアの弁護士や日本の国際不動産取引が得意な弁護士や司法書士を介してカンボジア不動産取引は行われるため、遠隔でも安心・安全なカンボジア不動産取引が可能です。

カンボジア不動産の取得時費用と不動産賃貸管理に掛かる費用

どの国に海外不動産投資をしても、不動産を購入したときの取得時費用や不動産賃貸管理に掛かる費用が発生します。
カンボジア不動産の場合の取得時費用と不動産賃貸管理に掛かる費用を解説します。

●不動産取得時費用~登記費用4%

カンボジア不動産を登記する費用が必要です。
アメリカなどの先進国に比べると登記費用は高めです。
登記証書の発行も可能です。

●不動産取得時費用~法務費用,000-

カンボジア不動産取引は、弁護士を介しての不動産取引です。
不動産取引を司る弁護士や司法書士に対しての費用が発生します。

●不動産賃貸管理費用~源泉税14%

カンボジアの賃料収入に対してWHT(With Holdeing Tax)という源泉税が課税されます。
非居住者は銀行金利や賃料などすべて14%の源泉税が定められています。
カンボジアでの所得税を源泉して納税する仕組みです。

●不動産賃貸管理費用~その他

カンボジアで不動産賃貸管理を営むので、当然不動産の不動産賃貸管理費用が発生します。
固定資産税や不動産管理費用、火災保険、修繕積立など日本で不動産賃貸をするにあたり発生する費用はカンボジア不動産の不動産賃貸管理でも発生します。

カンボジア不動産投資のリスク

経済成長著しく投資対象として大きな可能性を秘めたカンボジア不動産投資ですが、カンボジア不動産投資にあたり、リスクを解説します。

●カントリーリスク

最近インフラが整備され、急速に近代化を遂げるカンボジアですが、先進国と比べるとまだまだ未成熟な国であることは間違いありません。
現政権下では情勢は安定していますが、未成熟な国というだけあって、今後カンボジアという国のリスクはついてまわります。

プレビルドのリスク

東南アジアでよく販売されているプレビルドプログレスペイメントを合わせた不動産取引にはリスクが介在します。
建築途中でのデベロッパーの倒産や建築計画の変更など、最悪の場合は建たない可能性もあります。
デベロッパーの過去の実績、与信などを確認された上でカンボジア不動産投資をすることをオススメしています。

●サブリースのリスク

カンボジア不動産の中にはデベロッパーが数年の間、賃料を保証するというサブリースという契約形態もあります。
不動産賃貸管理の途中にデベロッパーや保証会社が倒産した場合、想定の賃料が支払われない場合があります。
デベロッパーや保証会社の過去の実績、与信などを確認された上でカンボジア不動産への投資をオススメしています。

カンボジア不動産への投資は、日本から遠隔で士業を介することにより、安心・安全なカンボジア不動産取引が可能です。
ただ、プレビルドやサブリースといったうまい話には落とし穴があるのも事実です。
デベロッパーや保証会社のデューデリジェンスを十分にした上でのカンボジア不動産投資をオススメします。
マクロでみるカンボジアの経済成長や人口増など投資の対象としては、比較的優秀なカンボジア不動産投資を検討されてみてはいかがですか?

redi-tech.co.jp/article/market/544/

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