アメリカ エリア別海外不動産 時事・市況情報 海外不動産入門 海外投資 海外投資ノウハウ 海外投資入門 海外移住 税金・節税ノウハウ

目からウロコなアメリカ株式投資における決算ニュースの見方

本記事では「アメリカ株式投資における決算ニュースの見方」について解説します。
最近アメリカ株へ株式投資をする日本人投資家が増えてきました。日本でもアメリカでも決算ニュースは株価に大きく影響するため、株式市場関係者や投資家は決算ニュースに注目をしています。 日本とアメリカの決算ニュースの見方や注目すべきポイントに違いがあるのはご存じですか。
今回はアメリカ株式市場の決算ニュースの見方や日本との違いについて解説します。

1.アメリカの決算ニュースの見方~日本とアメリカの決算発表と注目する指標の違い

株式投資をする上で、株価が変動する要因を正しく理解する必要があります。決算発表のニュースは株価が大きく変動する要因のひとつです。日本の決算発表とアメリカの決算発表を比較しながら、アメリカの決算発表のニュースの見方を解説します。

日本でもアメリカでも上場企業であれば四半期ごとに決算発表をします。この四半期ごとの決算発表の見方のポイントに違いがあります。日本の決算発表では、発表された実績と前年同期実績を比較します。日本の四半期ごとの決算発表は期首からの累積された実績を発表しています。日本の株式市場では通期の実績を重視しており、1年に1回配当する企業がほとんどです。アメリカでも四半期ごとに決算発表をしますが、発表された実績と前四半期の実績を比較します。あくまでも四半期ごとの実績が発表されています。アメリカの株式市場では四半期ごとの実績を重視しており、1年に4回配当する企業がほとんどです。アメリカは株主資本主義であるため、配当性向も高く、EPSを上げるための自社株買いも盛んに実行されています。

2.アメリカの決算ニュースで注目されるNon-GAAPとは

日本でもアメリカでも上場している証券取引所が定める会計基準に則って決算発表がされます。この会計基準をGAAPといいます。日本の株式市場ではGAAPが重視されますが、アメリカの株式市場ではNon-GAAPが重視されます。アメリカの決算発表では、定められた会計基準での決算発表はもちろん、一時的な損益を除いた決算が発表されています。アメリカの株式市場ではGAAPよりもNon-GAAPの方を重視しています。Non-GAAPは企業側の意見を示すものではありますが、GAAPに基づき一定の論理的根拠を基に発表されるため、その企業の実態に即した決算であるという理解ができます。

3.アメリカの企業経営で重視されるオーガニックという考え方

アメリカではNon-GAAPの方が重視されるため、オーガニックの売上や利益が重視されています。オーガニックの売上や利益とは、基調となる元々の実力である売上や利益のことをいいます。小売店やサービス業であれば既存店の売上、製造業や卸売業であれば既存事業の売上、SaasやIT業であれば既存顧客の売上、金融業であれば純金利収入のことを指します。

例えば、前期と比較して120%の売上を達成した企業があるとしましょう。既存事業では前期と比較して80%、新規事業で40%の売上を上乗せした企業と既存事業では前期と比較して110%を達成し、加えて新規事業で10%の売上を計上した企業とでは、どちらに将来性を感じるでしょうか。基調となる売上が堅調で、さらに新規事業で売上が計上できている企業の方が安定して成長できるでしょう。このような見方はアメリカの株式市場でも同様で、オーガニックの実績が優れている企業の方が評価が高くなります。

4.まとめ

株式投資で株価変動の大きな要因となる企業の決算ニュースを読み解くことは、株式投資で投資効果を得るために非常に重要です。アメリカの株式市場は株主資本主義であるため、決算発表の内容も、投資家への情報提供もコンサバティブでわかりやすいものになっています。企業の実力を示す、Non-GAAPでの決算発表やオーガニックという考え方は投資家へも説得力のある考え方と言えるでしょう。このような考え方を基に、GAFAMなどのハイテクグロース株の決算発表やバリュー株であるウォルマートやボーイングの決算発表を分析すると理解が深まり、アメリカ株であったとしても投資判断ができるようになります。

昨今の世界情勢はスピーディーに変化しているため、企業の決算ニュースだけを頼りに株式投資だけではなかなか思ったような投資効果は得られません。世界情勢や経済情勢が混とんとすればするほど、世界の有名投資家や金融機関の見立ても真っ二つに分かれます。世界の有名投資家や金融機関の見立ては参考になれど、正しいミライとは限りません。結局は投資は自己責任であるため、自らで投資判断するしかないのです。

そんなときには基本に立ち戻りましょう。経済情勢や株式市場の大局を俯瞰して分析することで大きな流れはつかめるでしょう。例えば、インベストメントクロックやインベストメント黒くでいまがどの時期に充たるのかを分析してみましょう。

海外投資にご興味がある方は、以下のリンクよりお気軽にお問合せください。

お問い合わせはこちら

▼動画はこちら

不動産会社は教えてくれない
海外不動産のホントのトコロYouTube版

記事では書ききれないリアルを発信中!

個別に相談したい方はこちら!