本記事では、マレーシアへの海外移住や今最も日本人の移住目的として多い、母子留学について解説します。最近では、子どもをグローバル人材に教育するため、幼少期から留学させる親御さんも少なくありません。以前はMM2Hビザにより比較的容易に長期滞在ビザが取得できたマレーシアですが、MM2Hビザの条件改悪により、今までのように簡単にMM2Hのビザが取得できなくなってしまいました。そのため、マレーシアへの海外移住のニーズでもっとも多いニーズが母子留学です。今回は、マレーシア・モントキアラにあるマレーシア移住、マレーシア母児留学のエージェントをされているルシュエットの中村妙子代表監修のもと、母子留学のメリットや事前に準備すること、注意が必要なことなどマレーシアへの母子留学の最前線について解説します。
海外移住先人気No1のマレーシア移住~ニーズ激増の母子留学
はじめに、マレーシアの移住とか留学というサポートのサービスが色々存在します。
今一番日本人に人数の高いサービスは、教育移住を目的とする母子留学です。
マレーシアは住みたい国ランキングのNo.1に14年連続獲得するなど、以前から日本人にとってマレーシアは移住先として一番人気でした。
母子留学が増えている理由としては、以前は、MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)というリタイアメントビザで移住するケースが多かったものの、5年くらい前から少しずつ教育移住にシフトしていったという流れがあります。
その理由一つとしては、MM2Hの条件が厳しくなったことと、子どもにグローバルな教育を受けさせたい、という親が増えてきていることが理由として挙げられます。日本人は教育熱心な人が多いとは言え、やはり海外移住となると少し障壁が高いと感じる方もいるでしょう。
マレーシアの母子留学を選ぶ方の年収や職業は、様々です。日本での生活で小さな家に引っ越すなどなるべく節約して浮いたお金をマレーシア移住に使うなど、日本での生活を変えずに金額も同じくらいで移住される方もいます。
また、IT系の仕事をしている方で、コロナを期に通勤がなくなり、オンラインで仕事できるようになったことで、マレーシアに移住してそのまま日本の仕事をしている方や、経営者の方が多いです。
海外移住や留学と聞くと、お金持ちが子どものために海外移住して場所を限定せずに仕事ができるといったような、特別な人が移住するイメージがあると思いますが、実際は、インターナショナルでボーダレスな世の中にあわせるために、英語を学ばせたい、その際に、日本から近いマレーシアが選ばれている、といったイメージです。
経営者やお金に余裕がある方も多い一方でそうでない場合は移住できない、といったわけではありません。マレーシアのインターナショナルスクールは、年間50〜60万円程度から、350万円くらいの学校まで金額に幅があるため、子どもの将来や予算にあわせて150校くらいから選べます。
マレーシアに母子留学するメリット
マレーシアに移住したり留学したりするメリットは、マレーシアは英語圏でありながら、マレーシアに住んでいる方のほとんどが、他の言語も喋れる方も多く、いろんな言語を学べることです。
例えば、学校では英語をメインに、第二言語として週に何回か中国語を学び、もう一言語として、スペイン語もしくはフランス語が選べる環境があります。
学校が終わったあとは、公文などの日本語の教科書で学んだり、日本の先生の習い事をしたりと、いろんな言語を同時に学べる環境があるのは、メリットです。
また、親日の国ということもあり、日本人にとっては居心地が良いというのもメリットです。
学校によって異なるものの、多いケースで、一つの学校に65ヶ国もの子どもが集結していることもあるため、クラスに日本人が1〜3人ということもあり、いろんな国の友達ができたり、いろんな文化に触れたりすることができます。
お弁当を食べるにも、箸で食べる子がいたり、スプーンや手で食べる子がいたりする環境にあるため、人と比べて自分を評価することが少ない分、親としても育てやすく、子ども自身も個性や能力を発揮しやすいと言えます。
学校の面談では、マレーシアの先生がとにかくパーフェクトだ、と褒めてくれるため、日本人の親が、改善点を聞き出そうとすることも多いといいます。
一方で、マレーシアの英語は、単語が多くイギリスやアメリカ英語に通用しないのでは、と心配される声も聞かれます。
イギリス人やアメリカ人の先生などネイティブの先生に限定している学校もあり、そういった学校であれば、きっちりとした英語を学ぶことができます。
マレーシアの普段の生活では、”can”や”already”などを使えれば通じる面もあり、親にとってはハードルが低いため、親にとってはハードルが低く、子どもには学校でしっかり学ばせられるといった意味では、母子留学に適していると言えます。子どもたちも学校ではしっかり英語を喋り、友達やお店に行ったら一言二言でも通じるといった形です。
マレーシアのインターナショナルスクールの選び方
インターナショナルスクールの選び方としては、マレーシアはイギリスの植民地だったこともありイギリス系のインターナショナルスクールが8割です。
それに続く形で、アメリカ、オーストラリア、カナダ、IBという形で、日本の母親が学ばせたい内容は一通り揃っている環境にあります。
イギリス系はかっちりしている印象で、日本から母子留学するケースでは、イギリス系を選ばれる方が多いです。
アメリカはイメージ通り、ラフでビーズクッションで寝ながら、リラックスしながら授業を受けられる印象です。
一旦イギリス系で頑張って、と子どもを送り出して、子どもの成長に合わせて変える、という方もいます。小さいときはイギリス系に、中学に入るときはアメリカ系に切り替えるというケースもあります。
しっかり学校の授業を評価しながら、課題授業や授業態度も見てもらえるという意味では、オーストラリア系は、バランスが取れているというように感じます。
マレーシアには、たくさんのインターナショナルスクールがあるからこそ、エージェントサービスが重要な役割を成します。エージェントの、希望や理想を聴きながらカスタマイズしていくという役割が力を発揮します。
親がここに行かせたいという理想があっても子どもの英語力や性格や将来の夢などをヒアリングすると、必ずしも、親が行かせたい学校ではない場合もあります。
その場合は、しっかりと話をしながら決める必要がありますが、最も重要なのは子ども自身が楽しんで通いながら言語を学べるかという点です。
マレーシアに母子留学する前に準備することと注意すべきこと
マレーシアに母子留学すると決めたときに、事前にやっておいた方が良い準備に関して解説します。
よく英語をある程度話せるようになってから受験したい、という方もいますが、少しでも早く現地に来て、わからないながら友達をたくさんつくって、伝えたいことができると学ぼうとする気持ちが出てくるため、事前に英語力を上げようと思う必要はありません。
合格を勝ち取るのが先で、その先のことは合格してから考えるというので十分です。
また、これまでは、マレーシアの学校まで行って受験して、帰国してを何度か繰り返さないといけなかったのが、コロナ禍を経て、今はオンラインで試験を受けられるため、合格してからいろんな準備を始めることをおすすめします。
あまり考え過ぎると行くまでに疲れたり、考えているうちにやめてしまったりという可能性もあります。不安な場合は、短い期間であっても一度インターナショナルスクールの体験スクールに参加すると良いでしょう。マレーシアと日本は1時間しか時差がなく、夜行便も出ているので寝ている間にマレーシアに着きますので、まずは行ってみることをおすすめします。
また、注意すべき点として、日本よりは治安が良くないと言われることがありますが、事件に巻き込まれた方がいるといった話は聞きません。
また、日本よりもセキュリティーがしっかりしている一面もあります。
例えば、学校に入る際に、車に学校のシールが貼っていないと中に入れてもらえなかったり、必ずセキュリティーバンドを付けてピッとかざして入ったりと、セキュリティーはしっかりしています。
友達の家に遊びに行くのにも、パスポートをガードハウスに見せ、友達の家に電話してやっと中に入ることができ、さらにエレベーターでセキュリティーを通過しなければならず、3〜4段階のセキュリティーがありきっちりしています。
日本のようにiPhoneを席に置いてその場を離れる、などはしない方が良いですが、ほとんどの状況においては、安全を実感できるでしょう。
まとめ
今回は、マレーシアの母子留学をテーマに解説しました。日本人の方がタイに母子留学する際、考えすぎて計画段階で悩むことも多いと感じますが、まずは旅行から始めたり、スクールの体験入学に行ってみたりするのがおすすめです。マレーシアが合うか合わないかという点も確かめながら、ポジティブに感じれば、取り組んでもらうのが良いと感じます。
たくさんあるスクールから理想の学校を選ぶには、エージェントの力を借りることが重要です。マレーシアに拠点があり、ヒアリングをしっかりしてくれたり、手厚いサポートや緊急対応などをスムーズにしてくれたりするエージェントがおすすめです。
エージェントの中には、自ら移住して子どもをインターナショナルスクールに通わせている方もいます。そういった信頼できるエージェントを頼ることで、初めての母子留学でも安心して進めることができます。
海外不動産のホントのトコロでも、マレーシア移住のエージェントを紹介できますので、興味がある方は、問い合わせをお待ちしています。
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