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仮想通貨投資に必要不可欠なステーブルコイン徹底解析!

本記事では「ステーブルコイン(USTDとUSDC)」について解説します。
仮想通貨は近年投資対象としての地位を確立し多くの投資家が仮想通貨に投資をしています。仮想通貨といえばビットコインやイーサリアム、リップルが有名ですが、仮想通貨に安定して投資するためにはステーブルコインが必要不可欠です。 今回はステーブルコインとその中でも時価総額の高いテザーとUSDコインについて解説します。

1.仮想通貨に安定して投資するために必要なステーブルコインとは?

仮想通貨がつくられた主な目的は、中央集権に影響しない通貨で資金移転や資金決済をするのが目的です。決して投機的な投資のためにつくられたものではありません。世界がどんどんとボーダレスになっていく世の中で、仮想通貨の役割は日増しに重要になっています。

仮想通貨の中でもステーブルコインボラティリティの小さい安定した仮想通貨です。ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨は、仮想通貨の発行体に仮想通貨に対する資産の裏付けがなく安全・安心であるとは言い難い仮想通貨です。その結果、仮想通貨のボラティリティも大きく資金移動や資金決済には向かず実用性が乏しいという現状があります。 これらの仮想通貨の問題を解決するために生まれたのがステーブルコインです。ステーブルコインには仮想通貨に対する資産の裏付けがあることでボラティリティを小さくしています。

ステーブルコインには3つの種類があります。
法定通貨担保型
アメリカドルや日本円が仮想通貨の資産の担保となるステーブルコイン
仮想通貨担保型
ビットコインやイーサリアムが仮想通貨の資産の担保となるステーブルコイン
無担保型(アルゴリズム型)
ステーブルコインの需給により価格を調整するステーブルコイン

ステーブルコインは資金移転や資金決済に向いた仮想通貨ですが、仮想通貨取引所内での現金という位置付けで使われています。仮想通貨の取引をすると利益確定や損失確定をしなければなりません。仮想通貨取引所内で取引を繰り返すことで仮想通貨に投資をしていますが、仮想通貨を現金に戻すと手間と費用が掛かってしまうため、ボラティリティの大きい仮想通貨をボラティリティに小さいステーブルコインに置き換えるために使われているのです。
仮想通貨の時価総額ランキングのトップ5は、断トツの1位がビットコイン、次いでイーサリアムですが、3位~5位はテザー(USTD)、バイナンスコイン、USDコイン(USDC)となっておりステーブルコインが上位を占めています。このことからもステーブルコインを中心として仮想通貨に実用性があり、今後も拡がっていく可能性を感じます。

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2.時価総額の高いテザー(USTD)とUSDコイン(USDC)

時価総額の高いステーブルコインの中でもテザー(USTD)とUSDコイン(USDC)はアメリカドルを担保とするステーブルコインです。この二つのステーブルコインはアメリカドルとペックになっており、$1=1USTD・1USDCになります。アメリカドルを担保にアメリカドルとペックになっているということは、発行体に発行した仮想通貨分の資産がなければ担保されていることにはなりません。資産があるだけではなく、アメリカドル現金やアメリカ国債のような流動資産でなければステーブルコインの流動性がなくなるということになります。ステーブルコインの信頼は発行体の財務状況を確認しなければ判断ができません。

テザー(USTD)はアメリカの民間の会社であるテザー社が発行体となっています。
テザー社の財務状況には問題が多く、アメリカ当局は何度もテザー社に財務状況を開示するよう警告をしています。開示されたテザー社の財務状況はリスクマネーを中心として構成されています。資産の6割以上を占めるのが短期無担保社債、その他株式を含めると7割以上がリスクマネーで、アメリカドル現金、アメリカ国債が占める割合はわずか2割程度でしかありません。この財務状況からテザー(USTD)に対しての信頼は損なわれており、今後もアメリカドルとペックになるステーブルコインとは言い難い財務状況となっています。

USDコイン(USDC)はアメリカの民間の会社であるサークル社が発行体となっています。
サークル社が発行しているUSDコイン(USDC)は200億以上ですが、サークル社の資産は200億以上あるため担保されていることになります。資産の構成もアメリカドル現金、アメリカ国債、公社債など8割以上がリスクが低く流動性の高い資産で構成されています。USDコイン(USDC)は財務状況も良いためステーブルコインとしての役割を果たせる可能性が高いといえるでしょう。

3.落とし穴あり〼!ステーブルコインの問題点

資金移動や資金決済の実用性が高く、ボラティリティの小さいステーブルコインは今後拡がっていく可能性が高いですが、まだまだ歴史も浅いため問題点も山積しています。

3-1.法・規制の整備

ステーブルコインをはじめとした仮想通貨はまだまだ法や規制が整備されていません。いまの段階ではステーブルコインを発行する発行体の財務状況を開示する義務はありません。テザー社に代表されるようにアメリカ当局から警告を受けはじめて明かされるようになってはいますが、ステーブルコインの発行体の財務状況は闇の中です。財務状況が開示されないまま、過剰にステーブルコインが発行され、ステーブルコインにも関わらず担保されない仮想通貨になってしまう可能性もあります。

3-2.マネーロンダリング

ステーブルコインに限らず、仮想通貨はその特徴からマネーロンダリングに使われる可能性が高いのが現状です。資金移転や資金決済もブロックチェーン上のみで実行されるため匿名性も高く世界各国の当局も資金の流れを把握できないでしょう。

3-3.中央集権との競合

中央集権に影響されない通貨をつくるために生まれたのが仮想通貨ですが、ここまで仮想通貨の市場が大きくなると中央集権も黙ってはいません。世界各国でCBDCの実証実験が行われ、先駆けて中国がデジタル中国元を発行しています。 今後中央集権のCBDCが波及すれば仮想通貨はその役割を失うでしょう。

4.まとめ

現状、日本の仮想通貨取引所ではステーブルコインは買えません。日本の金融庁の仮想通貨への規制は厳しく取り扱えないためです。日本の仮想通貨取引所でもっとも取扱い通貨が多いコインチェックですら取扱い通貨は16種類程度でステーブルコインは含まれていません。
基本的に仮想通貨の価格はアメリカドルを基軸として決定されているため、日本人が仮想通貨に投資するには仮想通貨のボラティリティのリスクと為替のリスクがあります。何より日本円への両替が面倒です。仮想通貨への投資を安定させるためにもステーブルコインは必ず必要です。

日本人が安定して仮想通貨に投資するのであれば、バイナンスをオススメします。取扱い通貨と取引総額が世界一のバイナンスであれば、世界中の仮想通貨に投資でき、ステーブルコインを使うことで手間と費用を掛けずに仮想通貨に投資ができるのです。バイナンスであれば、テザー(USDT)やUSDコイン(USDC)、バイナンスコインといったすべてのステーブルコインを買うことができます。

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