本記事では「アメリカドル(Cash)の投資運用」について解説します。多くの日本人にとって、アメリカドルを運用するのは難しいことでしょう。一部の保険会社の外貨建て保険を購入したり、一部の証券会社で外国株を購入りたり…。とにかく、日本は外貨建てで運用するのにかなりの制限を受ける国です。手数料は高く、そもそも取り扱いの商品も少ないため、とても効果的な運用ができる環境だとは思えません。今回は、そんなアメリカドル(Cash)の運用方法について解説します。
日本人がアメリカドルを手にする機会とは?
そもそも日本人がアメリカドル(Cash)を手にする機会はどんなケースでしょうか。
一例として、外資系の企業に勤めていてストップオプションで自社米株を購入するケースがあります。この場合、売却した際にアメリカドル(Cash)を手に入れることとなります。
ほかにも、外貨建て保険の満期を迎えてドルを手にすることもあるでしょうし、海外不動産の賃料収入や売却の際にドルを手にすることもあるでしょう。
では、手にしたドルをどのように投資運用すればいいのでしょうか。わざわざ円転して投資運用するのは、非効率かもしれません。
次からは、アメリカドルの投資運用方法について解説を進めます。
ドルの運用方法1.海外に外貨建て銀行口座を開設する
ドルの運用方法の1つ目は、海外に外貨建て銀行口座を開設する方法です。
香港やシンガポールでは、多数の通貨の外貨建て口座を作ることが可能です。ドル、ユーロはもちろんポンド、トルコリラなど日本よりも選択肢は多くあります。
また、発展途上国(カンボジアやモンゴル)でドル建の定期預金は金利7%と非常に高い利息を得ることができます。
日本の外貨建て口座で有名なのは、プレスティアでしょう。しかし、金利も低く、そもそもCashから投資運用する際の選択肢も少ないです。機動力も瞬発力もありません。
政局が安定していて、信頼度も高い国に銀行口座を開設することをおすすめします。
ドルの運用方法2.海外に証券口座を開設する
ドルの運用方法の2つ目は、海外に証券口座を開設する方法です。
Cashのままでは投資運用の効果も低いので、アメリカドルを証券口座に入金し、米株やETFなどに投資をする方法です。
例えばシンガポールに証券口座を開設すると、多種多様な通貨のまま投資運用することが可能です。
日本にいながら口座開設が可能なシンガポールの証券会社をひとつご紹介します。日本語の担当者もいるので安心です。
▼シンガポールの証券会社:フィリップ証券の口座開設はこちら▼
銀行口座と証券口座を紐づけることで瞬発的、機動力のある投資運用が可能です。
ドルの運用方法3.海外の生命保険に加入する
ドルの運用方法の3つ目は、海外の生命保険に加入する方法です。
生命保険はローリスク&ローリーターンの商品です。日本人にも馴染みがあり、アメリカには日本より利率が高い商品が多いです。アメリカの生命保険は、アメリカドルで簡単に運用ができます。
ただし、日本人が海外の生命保険に加入するのは非常にグレーです。こちらの記事で詳しくお伝えしているので、興味のある方はぜひご覧ください。
まずはドルを円転せずに運用してみよう
アメリカドルにしろポンドにしろ、円転せずして投資運用をしたいという人は多いでしょう。
円転には、為替のリスクがいつも付きまといます。外貨建てのままで投資運用ができる環境を整えることが大切です。
銀行口座や証券口座、生命保険など、何でも構わないのでまずは円建てのみで投資運用をする環境から脱して、さまざまな金融商品に触れてみましょう。
▼この記事の動画はこちら
▼お問い合わせはこちら
海外不動産のホントのトコロYouTube版
記事では書ききれないリアルを発信中!
個別に相談したい方はこちら!