- 読み:とくめいくみあいしゅっし
本記事では、匿名組合出資の意味と使い方について解説します。
匿名組合出資の意味
匿名組合とは、当事者の一方(匿名組合員)が相手方(営業者)の営業のために出資をなし、その営業より生じる利益の分配を受けることを約束する契約形態をいう。
つまり、営業者が匿名組合員から集めた財産を運用して利益をあげ、これを分配するのが匿名組合契約である。
引用:Wikipedia
匿名組合出資に関する補足
法人税節税の金融商品には匿名組合出資という契約形態がよく活用されます。
法人税節税の有効手段といわれるオペレーティングリースは代表的ですが、その他トラックファンドなど匿名組合出資という契約形態となります。
節税をしたい法人がSPCに匿名組合出資契約を締結した後に出資します。SPCはパススルー課税となるため、SPCでの利益や損失は出資者に分配されることになります。節税をしたい法人はその分配された利益や損失を特別利益や特別損失という勘定科目で会計処理をすることになります。個人には特別利益や特別損失といった勘定科目がないため、個人での節税はできません。
匿名組合出資の場合、単純に出資をしているだけでSPCに対して株主のような権利義務は発生しません。SPCの経営がうまくいっていない場合でも指図することはできませんのでご注意ください。
▼動画はこちら
https://youtu.be/DHaII0hVsCA
▼お問い合わせはこちら
https://credi-tech.co.jp/contact/
▼関連記事はこちら
SPCを活用すると法人税節税ができる?その仕組みを解説!
海外不動産のホントのトコロYouTube版
記事では書ききれないリアルを発信中!
個別に相談したい方はこちら!