本記事では「前払いサービス~ファクタリングと給与前払い」について解説します。最近、給与前払いサービスを多くのサービサーが提供しています。従業員満足度の向上や採用競合優位性の確保という名目でサービスを導入する企業も増えているようです。ファクタリングという言葉はあまり馴染みがないかもしれませんが、法人でいう前払いサービスがファクタリング、個人の前払いサービスが給与前払いサービスということになります。細かい仕組みや法律についてはそれぞれ多少違いますが、意味合いとしては同じです。今回は、それぞれについて大まかに解説していきます。
ファクタリングと給与前払いの違いと、それぞれのスキーム
それでは、早速それぞれのスキームについて整理していきます。
前提として、前借と前払の言葉の定義を確認しましょう。
前借は、役務提供が終わっていない、もしくは就業していない報酬を前借してもらうこと。
前払は、役務提供が終わっている、もしくはすでに就業していてまだ受け取っていない報酬をもらうことです。
まずは法人版前払いサービスであるファクタリングから解説します。
資金繰りの一種、サイトが長い業種が使う(医療レセプトや製造業の下請け)のがファクタリングです。
個人版前払いサービスである給与前払いサービスも、ファクタリングと同じく資金繰りの一種です。どちらも申し込めば、即日即金で資金が手に入ります。
ただし、通常支払われるよりも短いスパンで支払われるので、手数料がとられてしまうでしょう。
法人の方では金利のようにとられ、個人の方では法律を網をかいくぐるため、システム使用料や事務手数料としてコストがかかります。当然、通常通りの商流や通常通りの給与支払いではとられることのないコストをとられることになります。
ファクタリングや前払いは、なるべく利用しないように!
長い人生、資金が不足している中で、唐突にまとまった資金が必要になることもあるでしょう。それは法人でも個人でも同じです。
もちろん、ある程度の蓄え(法人で言えば内部留保、個人でいえば資産)があれば、どちらのサービスも利用する必要がありません。
ファクタリングも給与前払いも、利用した瞬間に本来得られるであろうゲインが棄損するこということを理解したうえで、できる限り利用しないことをオススメします。
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