本記事では「アメリカ東海岸でのアメリカ不動産投資」について解説します。
アメリカ東海岸というとニューヨークが真っ先に思い浮かぶでしょう。アメリカ不動産投資先の中でもニューヨークの不動産は世界中の富裕層の資産保全のために活用されています。
ニューヨークを中心にアメリカ東海岸での不動産投資について解説します。
1.アメリカ合衆国の起源となる13州から成るアメリカ東海岸
比較的新しい国といわれるアメリカ合衆国ですが、アメリカ独立宣言でアメリカの起源となる13州からアメリカ合衆国が成立しました。この13州を元として構成されるエリアがアメリカ東海岸です。もともとイギリスの植民地であった13州が、アメリカ独立戦争により独立をしました。主要都市はマサチューセッツ州ボストン、ニューヨーク州ニューヨーク、ペンシルバニア州フィラデルフィア、ワシントンDCです。
厳密にはアメリカ東海岸ではありませんが、ニュージャージー州やノースカロライナ州、フロリダ州があります。
特にニューヨーク州ニューヨークは世界的にも有名な都市であり、世界屈指の経済圏です。ウォール街に代表される金融市場、様々な産業が活発なマンハッタンなど世界中の方が憧れるニューヨークには世界中の多くの人々が観光で訪れたり、移住したりしています。
2.ニューヨーク不動産神話はいまだ健在！
過去日本でもバブル時代に不動産神話がありました。不動産が活発に取引され、バブルとなり異常ともいえるスピードで不動産価格が上昇していったことが記憶に残ります。バブル時代を経験した日本人にはにわかには信じがたいですが、ニューヨークの不動産神話はまだ続いています。
実際に過去のニューヨークの不動産価格の推移をみると10年で不動産価格は2倍になっています。これから不動産価格の上昇がいままでと同様に上昇するか否かはだれにもわかりません。
ただ、ニューヨーク不動産は世界中から金（ゴールド）と同様の安全資産と言われており、自国の通貨が弱い海外の富裕層や自国の情勢が安定しない海外の富裕層からニューヨーク不動産に多くの資金が集まっています。世界中からニューヨーク不動産に資金が集まるため、今後も堅調に不動産価格は上昇すると見られています。
ニューヨーク州ニューヨークで不動産投資をするのであれば、最低$1MMが必要です。さらにマンハッタンで不動産投資をするのであれば最低$3MMが必要になります。
世界の中でも稀有な超富裕層向けの不動産市場なのです。
3.ブームでも日本人には流行らなかったアメリカ東海岸不動産
いまアメリカ不動産投資をしている日本人のほとんどが節税目的です。
個人の所得税・住民税の節税のためにアメリカ不動産を購入し、短期的に減価償却を計上するのが日本人の投資手法です。
ニューヨーク不動産はヨーロッパの文化を受け継いでいるため、レンガ造りや新しい建物だとRC造の不動産が多いのが特徴です。
日本人がニューヨークの不動産を買わないのは、短期的に減価償却を計上できる対象となる不動産が圧倒的に他州に比べて少なかったためです。ニューヨーク不動産は世界の中でも圧倒的に不動産価格が高いことも相まって日本人投資家には流行らなかったのです。
4.アメリカ東海岸で注目の都市
ニューヨーク不動産への投資は多額の資金が必要です。
河を渡ればそこにニュージャージー州があります。ニューヨーク不動産と比べれば、非常に安価な不動産価格で、利回りも確保できます。マンハッタンに通勤する住民の中でも生活コストを抑えたい住民はニュージャージー州に住んでいます。
また、ノースカロライナ州のリサーチトライアングルは全米でも注目されています。バイオテクノロジーの企業を中心に、金融や医療といったこれからの産業があることで高属性の住民が流入しています。ロサンゼルスやニューヨークに比べれば比較的安価な不動産価格で、多くの日本人投資家でも投資できるチャンスがあります。
5.まとめ
ニューヨークは都市型でロサンゼルスは郊外型と言われています。全米でも経済規模の大きい両都市はいつも比べられてきました。このような社会情勢となり、都市型のニューヨークと郊外型のロサンゼルスはどちらが成長し、発展するのでしょうか。社会情勢の変化でライフスタイルが根幹から変化したので、これからの両都市の成長、発展が楽しみですね。
アメリカ東海岸でもニューヨークの不動産だけではありません。
ニュージャージーやノースカロライナであればまだまだ不動産投資のチャンスがあります。ただ、アメリカ東海岸で不動産投資をするのであれば、時差を覚悟しなければなりません。アメリカ東海岸のオフィスアワーは日本の夜中であることを覚えておいてください。
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