- 読み：シービーディーシー（セントラルバンクデジタルカレンシー）
- 日本語訳：中央銀行デジタル通貨
本記事では、CBDCの意味と使い方について解説します。
CBDCの意味
CBDCは中央銀行が発行するデジタル通貨のことをいいます。法定通貨建ての電子的な通貨で中央銀行の債務として発行されることが要件とされています。ブロックチェーンを含む分散型台帳技術の仕組みを利用することでCBDCの導入を検討する動きが世界で広がりつつあります。
CBDCに関する補足
暗号資産が普及するにつれ、世界の中央銀行は暗号資産が脅威になっています。自国の通貨をコントロールしたい世界の中央銀行と非中央銀行を目的とした暗号資産は目的が対立するためです。ビットコインやイーサリアムなど暗号資産のボラティリティは高くあまり安定しないためまだまだ実用的ではありませんが、USDTやUSDCといったステーブルコインが生まれてからは法定通貨の代わりとして流通しはじめています。
世界の中央銀行は暗号資産、とりわけステーブルコインに対抗するため自国のCBDCを流通させたいため、盛んに実証実験をしています。特に中国はCBDCに前向きで北京オリンピックのさいには中国のCBDCであるデジタル中国元をお披露目しました。日本銀行でもCBDCの実証実験がすすんでいます。暗号資産にとってはCBDCが普及してしまえば、投資の対象としかならないため、CBDCの普及は暗号資産のリスクとして挙げられています。
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