本記事では「アメリカ不動産投資における不動産専門家の役割」について解説します。 アメリカ不動産投資では、いろいろな役割で不動産の専門家がいます。 アメリカ不動産投資において、投資判断をする際に目的にわけてアメリカ不動産の専門家を活用することも重要です。 代表的な専門家の役割から目的や費用を解説します。
不動産調査(インスペクション)
アメリカ不動産の購入前には絶対に不動産調査(インスペクション)をする必要があります。
購入前の不動産に瑕疵や補修箇所はないかを不動産調査士(インスペクター)に依頼をして、レポートをつくってもらい最終的な投資判断をすることになります。
アメリカ不動産の売買取引ではある一定のキャンセル期間が設けられています。
このキャンセル期間は、不動産調査をして最終的な投資判断をするために設けられている期間で、不動産調査(インスペクション)の結果如何で不動産の取引をキャンセルすることは可能です。
仮に不動産調査(インスペクション)を実施しないまま、アメリカ不動産を購入した場合は、所有のアメリカ不動産に致命的な瑕疵や数多くの補修箇所がある場合があるのでお気をつけください。
また、不動産調査(インスペクション)のレポートに基づき、アメリカ不動産の引き渡し前に補修箇所を売主に直してもうらう、買主側で補修するので売買代金から工事相当額を値引きしてもらうなどの交渉にも用います。
戸建てやコンドミニアム、収益1棟アパートなどアメリカ不動産の種類にもよりますが、一般的には$300-~$1,000-程度で実施が可能です。
不動産鑑定(アプレイザル)
現在の不動産価値を知りたい場合、不動産鑑定(アプレイザル)レポートを取得する方法があります。
ライセンスをもった不動産鑑定士(アプレイザー)が、周辺の売買事例、建物の構造、現在設置されている設備などから、現在の不動産価値を算出します。
アメリカ不動産の売却を検討する際に、売却判断をする参考値を知ることができます。
購入価格と比較して現在の価値を知ることで、ある程度アメリカの不動産市場で売却する際の売却金額の目途を知ることができます。
中には現在の資産価値算出のために毎年実施している方もいらっしゃる程です。
戸建てやコンドミニアム、収益1棟アパートなどアメリカ不動産の種類にもよりますが、一般的には$5,000-前後で実施が可能です。
コストセグリゲーション(不動産価値の仕分け)
いま日本でも注目されているコストセグリゲーション(不動産価値の仕分け)を実施することにより、アメリカ不動産の節税効果を前倒しすることができます。
コストセグリゲーションの専門業者に依頼して、不動産の価値を土地、建物、設備(電化製品や家財など)に分けてレポートしてもらうことが可能です。
レポートに基づいて、それに見合った減価償却期間で会計処理をします。
アメリカでの償却期間と日本での償却期間は違いますが、アメリカ不動産の中にある償却対象の価値を分けているので、その国で定められた償却期間で減価償却を取り込みます。
一般的には設備(電化製品や家財など)は不動産よりも償却期間が短いので、節税効果を前倒しできるというわけです。
理想は購入前にどれくらいの節税効果があるか知って投資判断をしたいところではありますが、アメリカ不動産取引は非常にスピーディーなので間に合わないことが多いです。
購入後の税務申告前にレポートを取得し、税理士やCPA(米国公認会計士)に提出しましょう!
一般的には不動産調査(インスペクション)と同じくらいの費用、$300~$500程度でレポートを取得できます。
アメリカ不動産投資において、投資判断をする際に自ら不動産情報の収集をしたり、アメリカ不動産投資基準を設定することは非常に重要です。
解説したライセンスをもった専門家に依頼して、専門的なレポートも投資判断をするために非常に有効です。
その目的に合った不動産専門家を活用して、有意義なアメリカ不動産投資ができるようにしましょう!
アメリカ不動産購入に興味がある方は、以下のリンクよりお気軽にお問合せください。
▼お問い合わせはこちら
▼動画はこちら
海外不動産のホントのトコロYouTube版
記事では書ききれないリアルを発信中!
個別に相談したい方はこちら!