本記事では「Wiseデビットカード」について解説します。 海外旅行や海外留学などでは、日本のクレジットカードでの決済や現金を外貨両替するときに多額の外貨両替手数料が必要でした。また、金融機関によっては事務手数料が掛かるサービスもあります。
今回は、海外旅行や海外留学で超絶便利な「Wiseデビットカード」を紹介します。Wiseデビットカードのサービス内容から使用方法まで徹底解説します。
1.Wiseデビットカードのサービス内容を徹底解説
Wiseは海外送金と外貨両替に特化した資金移転サービスとして知られています。Wiseでは、50通貨以上の通貨を管理することができるマルチカレンシーのサービスがあり、手軽に外貨を保有することができるサービスです。外貨両替するときにも安価な手数料で両替できるため、通貨間の両替もスムーズにできます。また、海外送金するときにもWise経由で送金することで、安価な送金手数料と簡単な手続きで海外送金することができます。
海外送金や外貨両替が手軽に安価な手数料で実現できるWiseにはデビットカードがあることをご存じですか。ただでさえ便利なWiseのデビットカードは、安価な外貨両替手数料に加え、現地通貨での現地決済を可能にしています。デビットカードだと現地で現金が必要になっても使えないと思われるでしょう。Wiseデビットカードであれば心配ありません。世界のほとんどのATMで現地通貨を現金として引き出すことができるのです。ATMの引き出し手数料も一定金額であれば無料で引き出すことができます。
Wiseデビットカードのもっとも優れた機能が、自動両替機能です。例えばアメリカでアメリカドル決済をしたとき、Wiseアカウントのアメリカドルが不足していたとします。もし、その他の通貨がWiseアカウントにデポジットされていれば、自動でその他の通貨からアメリカドルに両替され不足分をその他の通貨から充当し決済することができます。もちろん、このときも外貨両替手数料は安価なままです。つまり、事前に現地の通貨をデポジットしていなくても、何かしらの通貨をWiseで管理していれば安価な外貨手数料で現地決済ができるということです。
その他にも超絶便利なサービスが満載です。
パンデミックのいま非接触での決済が推奨されています。Wiseデビットカードはタップ決済が可能なデビットカードです。また、ECサイトに使えるバーチャルカードの発行が可能です。海外のECサイトでカード番号を知られたくないときでも、バーチャルカードのカード番号で決済すれば仮にカード番号が漏洩しても安心です。Wiseデビットカードは、デビットカードもバーチャルカードもアプリケーションで簡単に凍結、削除をすることができます。
決済をした履歴はアプリケーション内でわかりやすく管理されています。決済目的がカテゴライズされており、例えば海外出張にいったときの経費精算のときにも簡単に特定の経費がカテゴライズされているため、簡単な経費精算を可能とします。
これまでWiseデビットカードの超絶便利なサービス内容を紹介しましたが、Wiseのサービス内容をまとめました。
①現地通貨で決済可能
②安価な外貨両替手数料
③マルチカレンシー（世界50通貨以上）
④世界200ヵ国以上で決済可能
⑤現金引き出し可能（世界のほとんどのATMに対応）
⑥自動両替機能
⑦タップ決済対応（非接触）
⑧アプリケーションで簡単に凍結・再発行
⑨バーチャルカード
⑩わかりやすい利用明細
2.Wiseデビットカードのメリットと活用事例
Wiseデビットカードのサービス内容を詳しく解説しましたが、具体的な活用事例からWiseデビットカードのメリットを解説します。海外と名の付くシチュエーションであれば、想定されるシチュエーションでWiseデビットカードは大活躍します。
2-1.海外旅行に必須のWiseデビットカード
いままでの海外旅行では事前に為替レートのよい外貨両替所を探したり、現地に到着して現金に両替したりと多額の外貨両替手数料と手間が掛かりました。また、現地で日本のカードで決済するときには多額の外貨両替手数料と事務手数料を支払っていました。帰国してカード利用明細書を見て驚かれた方も多いのではないでしょうか。
Wiseデビットカードを使えば、これらの外貨手数料と手間がすべてなくなります。何よりお得に現地決済が可能です。 また、マルチカレンシーに対応しているため、複数の国を周遊するときにはWiseデビットカードのメリットを存分に感じることができます。複数の国を周遊するときには、複数の現地紙幣や貨幣が残り別の国では使えないため、たくさんの外貨を家で保管している方も少なくないでしょう。デビットカード機能を中心に使えば、何より外貨両替できない貨幣を持たずに済みます。
短期間でも海外旅行に行くのであればWiseデビットカードは必須です。
2-2.海外留学でも超絶便利なWiseデビットカード
海外留学ではご子息に生活費などを海外送金しなければなりません。日本からの海外送金手続きは煩雑にも関わらず海外留学では定期的な海外送金が必要になります。海外送金では多額な送金手数料と外貨両替手数料が必要になります。
Wiseを使えば簡単に海外送金が可能ですが、Wiseデビットカードを使えばさらに機能的に生活費などを渡すことができます。基本的にはWiseアカウントとWiseデビットカードの使用者は同じであることが原則なのであまりルール通りの使用方法ではありませんが、Wiseアカウントを管理し、ご子息にWiseデビットカードを持たせれば海外送金も必要なくなります。海外留学先で基本的にはWiseデビットカードで決済をし、現金が必要であればATMで現金の引き出しが可能です。
Wiseデビットカードを使えば、いままで面倒だった海外留学に伴う生活費の送金の煩わしさがすべてなくなります。
2-3.海外事業進出のお供にWiseデビットカード
海外事業進出では、現地での決済をするときには必ずそのときの為替レートで会計処理をする必要があります。現金での決済は為替レートがわかりづらく、努めてクレジットカードによる決済をして会計処理を楽にしようとしている方も少なくありません。また、そもそもスタートアップの方々は法人名義のクレジットカードの発行が難しかったり、現地法人を設立してクレジットカードの発行が難しかったりして、クレジットカードで決済ができないケースもあるでしょう。
Wiseでは法人アカウントを開設することができます。もちろん、その法人口座に紐づいたWiseのデビットカードもつくることができます。Wiseはアプリケーション内でわかりやすい利用明細があるため、資金の管理や経費処理が非常に楽です。為替レートについても明細が記載されているため、日本での会計処理でも問題ありません。
海外事業進出するのであれば、WiseのアカウントとWiseデビットカードがあれば鬼に金棒です。
3.Wiseデビットカードの発行手順と使い方
Wiseアカウントの開設も簡単ですが、WiseアカウントがあればWiseデビットカードを発行するのは簡単です。そして、使い方も簡単なので誰でもつくって使うことができます。
3-1.Wiseデビットカードの発行手順
まずはWiseのアカウントを開設しましょう。
Wiseのアカウントがあれば、デビットカードを発行する手続きにすすむことができます。アプリケーションやWebサイト内のページの中にあるデビットカードをつくるボタンをクリックして、デビットカード発行手数料の1,200円をクレジットカードで支払えば手続きは完了です。1週間程度でご自宅にWiseデビットカードが届きます。また、海外旅行や海外出張の日程が差し迫っている方は追加で費用は必要ですが速達サービスもあります。速達サービスでは2～3日でご自宅にWiseデビットカードが届きます。
3-2.Wiseデビットカードへの入金方法
Wiseデビットカードはクレジットカードではないので、Wiseアカウントに入金しなければ使うことができません。
Wiseアカウント内のページで入金したい通貨の口座を選択してください。取り急ぎ日本円を入金しておけば、Wiseアカウント内で安価な外貨両替手数料で両替ができます。入金方法を選択して入金します。基本的にはWiseに送金することになるので口座情報を確認し、インターネットバンキングで送金します。海外からの場合はSWIFTでの送金をオススメします。送金手続きが完了次第、送金したボタンをクリックします。Wiseで着金が確認できれば無事Wiseのアカウントに入金は完了です。 Wiseアカウント内に資金があれば、Wiseデビットカードも使うことができます。
3-3.Wiseデビットカードを使ってATMで出金
Wiseデビットカードは世界のほとんどのATMで現地通貨を出金することができます。
日本のATMと同様で、対応するATMにWiseクレジットカードをいれ、出金額を指示すれば現地通貨の現金を手にすることができます。
あまり海外のATMで出金手続きをしたことがない方は、簡単に現地通貨の現金を手にできるので驚かれるでしょう。
4.まとめ
Wiseは海外送金と外貨両替に特化した金融サービスです。これにWiseデビットカードが加わることによって、海外決済まで可能にした金融サービスなのです。Wiseを使えばこれまでのような高額な外貨両替手数料や海外送金手数料を節約でき、お得に海外旅行や海外出張、海外留学、海外事業進出をすることできます。もはや海外に関わるのであればWiseアカウントとWiseデビットカードは必須です。
実はWiseデビットカードが発行可能な国は限られています。世界のどこでも発行できるわけではありません。Wiseは日本で関東財務局に届け出をして承認を得ている金融サービスなので、日本では公的に受けられる金融サービスなのです。金融庁は海外の金融サービスを制限していますが、Wiseは胸を張って日本人が享受できる金融サービスのため安心してお使いください。
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